私たちの日常にはストレスや不安を感じる瞬間がたくさんあります。それらを和らげる方法として研究されている、ちょっと変わっているけれど興味深い方法を二つ見かけました。

ひとつめは、「呼吸連動ボール」。この不思議なボールは、あなたの呼吸のリズムに合わせて形を変えるもので、それを抱えながら自分の呼吸に意識を向けると、だんだんと不安が軽くなるそうです。呼吸は感情や体調と深くつながっているので、このボールを使うことで心のバランスを整える助けになるのかもしれません。

もう一つは、「セルフスージングタッチSelf-soothing touch」という聞きなれない方法です。これは、自分で自分を優しく抱きしめたり、撫でたりすることで安心感を得る手段です。実際、このシンプルな行動がストレスを減らすという研究もあるようです。

これらの方法に興味を持ったのは、一見すると全く異なるアプローチのように見えて、実はどちらも「自分の身体と心とのつながりに意識を向けること」が共通しているからです。

日々の忙しさに追われる中で、私たちは時にこころと身体の健康的なつながりを見失いがちです。
でも「呼吸連動ボール」や「セルフスージングタッチ」が示しているように、あらためて自分の身体の感覚と気持ちや感情とのつながりを意識することは、不安を和らげる鍵になってくれるのかもしれないですね。

呼吸連動ボール
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3544548.3581188
https://gigazine.net/news/20230906-breath-shape-shifting-ball-reduce-anxiety/

セルフスージングタッチ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9216399/